横スクロールアクションRPGなどというジャンルがあったこと自体、多少違和感があるが、けっこうあちこちで名前を聞くゲーム「メイプルストーリー 」を無料で遊んでみたい。
実は以前にちょっとだけ遊んでほったらかしてあったのをちゃんと遊んでみようというわけだ。
いちおうインストールの段階から話を始めよう。インストール用のファイルは180メガだ。ブロードバンド環境以外は相手にしてないような巨大っぷり。ダウンロードページの一番下、青いGO!をクリックするとダウンロード開始だ。(ダウンロードページはこちら)
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして「次へ」を押していけばインストール自体は簡単に終わる。
ゲームを始めるとログイン画面だ。IDが必要なので登録しておこう。GAME ENTRYってところから登録できる。NEXON IDってのと、メイプルストーリー用のIDが必要になる。クレジットカードの情報とかは不要だ。なんてったって無料だから。
登録したIDでログインすると、サーバ選択画面に。まあ、どれでもいいや。違いはよくわかんないので「かりん」というサーバを選んだ。
そして、キャラクター選択画面だ。まずはキャラクターを作らなきゃあならないようだ。「キャラクター作成」をクリックした。
凶器を持った田舎の子が現れた。うーん、こんなのイヤだなあ。
モンタージュ写真のように、顔、髪型、服、靴などが変えられる。変えてみよう。
ヒネたガキ風のキャラを作ってみた。武器はこん棒だ。有無を言わさずぶん殴る方向で行きたい。
キャラクタの能力値はサイコロをクリックするとランダムに決められるので好きな値が出るまでがんばってみようと思った。が、2,3回クリックしてこれでいいやとOKボタンを押す。
早い話が、面倒だからさっさとゲーム本編に入りたかった。
さらにキャラクター選択画面に戻って、さきほど作ったキャラクターを選択。天から怪しい、いや、不思議な光が降りてきてメイプルの世界に引きずり込まれた。
職業は初心者。それは職業なのか。
いきなり操作方法が表示される。親切だ。
きのこの家だ。メルヘンだなあ。
ぶつぶつ独り言を言っている人が居ていやだなあと思ったら、NPC(コンピュータが操るキャラクタ)だった。名前が黄色いのが特徴だ。
基本は左右移動にジャンプ、伏せる、ぶんなぐ…いや、攻撃するだ。NPCの言うことに従っていくと扉の入り方とか、おつかいのやりかただとかがわかるようになっている。しばらくの間、おとなしく従って操作に慣れよう。チュートリアルってやつだな。
伏せてみる。伏せたまま攻撃も出来る。凄く情けない動きだ。
ふふふ、などと笑われている。
とりあえずセーラ姉さんに鏡をもらってこいとの指令を受けた。東ってのは右の方なんだろうな。
セーラ姉さんは洗濯中だった。おいおい、そんなもん堂々と干してんじゃねー、というものまで干してある。痴漢に狙われそうだ。
とりあえず鏡を貰った。
戻って鏡を渡す。
お礼に次のエリアにワープさせてあげるわと言われた。ちくしょう、もっとこう、魔法のアイテムとかくれよ。
そんな感じでチュートリアルは進む。あー、もうめんどくせえ。
早く戦わせろ。
あちこちで人の声が聞こえる。「内緒よろ」というフレーズが多い。なんのことかと思っていたら、特定の相手にだけ聞こえる話し方のようだ。内緒話の略だろうか。
どさくさにまぎれて「誰か彼女になってください。なってくれる人は内緒よろー」という叫びが。「なりましょうか、男ですが」と返事したい気持ちを必死に抑えた。
みのむしごっこなーのだー。
ではなく、ロープを登っているところだ。登っている途中で止まると、キャラクターは文句も言わず、ずーっとこの格好だ。
ついに敵出現!かたつむりだ。
ぶん殴る!ぶん殴る!ぶん殴る! つまらなそうな顔をしてぶん殴る!
「2」ってのは与えたダメージだ。ファイナルファンタジーみたいに、与えたダメージが敵の頭上にぴょこ、と飛び出る方式だ。わかりやすい。
調子に乗って次々とぶん殴る。相手は無限に沸いてくるようだ。しかもこちらの攻撃は一匹にしか当たらないので、二匹以上が重なってくるとダメージを受ける。
卑怯な。
なんだか嬉しそうなかたつむりの顔もしゃくに障る。
ちょっと大きい青かたつむり出現。多少手ごわい。
私に出来ることは殴ることだけだ。
シケたつらしやがってこの!
シケたつら具合では負けたくない。
殴りまくってるとレベルアップ。割とレベルはすぐ上がる。
序盤だからかも知れない。
かたつむりを倒すとお金やカラを出すことがあるのでzキーで回収するのだ。
先に進むと夕立直後かのように、強敵の青かたつむりが大量発生していた。
つまらなさそうな顔をしたもの同士の息詰まる戦いだ。
その後、何度かレベルアップした。けど、全然強くなっている気がしない。どういうことだ。
きっとヘルプをちゃんと読めばわかるんだろうけど、めんどくさい。あちこち適当に押して「ポイントショップ」ってのが開いた。なんだろうこれ。
うーん、どうもポイントは0らしいので今は使えないらしい。
後でわかったのだが、かっこいいアイテムを実際にお金を出して買ったりできるということだ。なんちゅうゲームだ。
さらに強い赤かたつむりまで出てきた!しかも全く歯が立たないぞ!どうしたらいいんだ!
で、ついに見つけた。画面右下のSHORTCUTからこのCHARACTER STATという画面が呼び出せる。そこでレベルアップの度にSTR(力)、DEX(素早さ)、INT(賢さ)、LUK(運)にポイントを割り振らないと強くなれないのだ。
くそう、知らずにレベル6まできてしまってた。全てを運に振ってしまいたいのを我慢して、STRとDEXを中心にポイントを振った。
すると歯が立たなかった赤かたつむりにも楽勝。余計な苦労をしてしまったらしい。
スノボでぶん殴っている人を発見。どうやらそういうおかしな武器があるようだ。ちょっと楽しそう。
おかしな武器とかおかしな防具には異常なあこがれを抱いてしまう。
出た!公式サイトにも出ている、マスコット的存在のキノコングだ。(多分、本当の名前はちゃんとしたのがついていると思います。)
緊迫感の無い顔でぶん殴るが、強敵だ。相手の攻撃は体当たりだけなのだが、重なって襲ってこられると大ダメージ。ちくしょう、なんかないのか。
やーられたー!
幽霊になって浮遊する私。相変わらずつまらなさそうな顔だ。
私は自分の笑顔を取り戻すため、何回死んでも生き返って、先に進まなければならないのだ。
いくら先に進んでも、ずっとこのつまらなさそうな顔のままのような気はするが。
近くの町で復活。もう、すぐそこが次の街だったらしい。
「ていうか、キミは誰?」とNPCが失礼なことを言っていた。
しかもセーラー服を着た上、三角座りをしている。そういうのが好きな人へのさりげないアピールなんだろうか。
武器屋だ。ドルコダガーという中華包丁のようなのが売ってたが、攻撃力は今使ってるこん棒と対して変わらない。そのくせ不当に高い。
武器屋の顔もごついし、結局何も買わずに出た。
さっきの失礼なNPCによると、この先で職業につけるらしい。ようやく職業:初心者とおさらばなのか。
雑貨屋前のおっさんに話しかけると、すっかり忘れていた「手紙を届けるおつかい」の相手だった。
手紙を受け取ったおっさんは、返事を書いたから差出人に届けてほしいという。ずうずうしい。なんかくれ。
しぶしぶ引き受ける。差出人はマリア。どこに居る人だったかは全く覚えてない。とりあえず来た道を戻ろう。
道中、レベルアップ!
レベルだけはがんがん上がる。けど、装備は初期の状態だ。なんかくれー。
少し戻ったとこでマリアを発見し、手紙を渡すとごほうびをくれた。
なんだこの帽子。
防御力があがるのはいいけど、なんかおかしい。
私の心中が伝わったのか、キャラクターも仏頂面だ。元からか。
先に進むと同じ帽子をかぶった人が私の横にぶら下がる。下はきのこだらけ。きのこ地獄だ。少しいやらしい響きの地獄。
大変ですなあ。お互いに。
まだまだ先は長いらしい。
というわけで、ここでいったんレポートを終わる。
メイプルストーリーは基本部分は無料とのこと。お金を払うとおしゃれ着が買えたりするそうです。
※メイプルストーリーダウンロード直リンク…メイプルストーリー (別ウインドウが開きます)